インクが垂れるホラー表現
- 使用エフェクト
- Trapcode Particular
- 制作サイズ
- 1920 x 1080px
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テキストレイヤーを作成し好きな文字を入力します。
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このテキストレイヤーをプリコンポーズし、「text」と名前をつけます。
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さきほどプリコンポーズした「text」レイヤーを3DレイヤースイッチをONにし、3Dレイヤー化します。
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新規平面レイヤー作成します。
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さきほど作った平面レイヤーにエフェクト「Trapcode Particular」を適用します。
パーティクルの発生源をテキストから発生させたいので、「Emitter」の「Emitter Type」を「Layer」に変更し、「Layer Emitter」の「Layer」でさきほどプリコンポーズした「text」レイヤーを選択します。
そして他の「Emitter」パラメーターは画像を参考に変更してください。
「Random Seed」パラメータはインクの垂れる箇所を変更できるので、最終的に好きな垂れ具合をこのパラメータを調整し探ってみてください。 -
次に「Particle」パラメータを調整します。「Life [sec]」を「15」に設定します。今回は15秒で作成していきますが、ここを変更すると垂れる具合を変更することができます。この段階では変更しても変化ありませんが、最終的に垂れ具合を変えたい場合はここを調整してみてください。
そしてこのパーティクル自体は今回表示にいらないので「Size」を「0」に変更します。他のパラメータは画像を参考にしてください。 -
次に「Physics」パラメータを調整します。「Gravity」の値を「10」に変更し、下に垂れるようにします。
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お待たせしました。下準備が終わり、ようやく次に垂れる要素を作っていきます。「Aux System」の「Emit」を「Continously」に変更し、画像を参考にパラメータを調整します。ここまでできるとタイムラインをいじってもらうと画像のような垂れ方をすると思います。
ここにある「Size」は垂れるインクの太さになりますので、最終的に太さを変更したい場合はここを調整してみてください。
また「Size over Life」は画像のように0から立ち上がるようなラインにすると垂れる先端が細くなります。 -
次にテキストと垂れるインクに色を付けます。
新しく「調整レイヤー」を作成しエフェクトの「塗り」を適用し色を変更します。
これで基本的な部分ができました。 -
次に垂れる速度を調整したり、質感を付けたりしていきます。
新規コンポジションを作成し、その作ったコンポジションにさきほど作業していたコンポジション「コンポ 1」を入れます。
そしてこの入れた「コンポ 1」にエフェクトを適用していくのですが、タイムリマップを使用していくため非常にAfter Effectsが落ちやすくなります。そのため、できれば「コンポ 1」を一度ムービーに書き出してそちらを使用するのがおすすめです。
ムービーに書き出す際は、アルファチャンネル付きで書きだしてください。 -
垂れる速度を調整していきます。現状だと一定の速度で垂れていくだけなので、最初にスッと垂れてその後ゆっくり垂れるという感じにしたいと思います。
「タイムリマップ」を適用し、最初にスッと垂れる位置(B)、そこから最終的な垂れ位置(C)にキーフレームを打ちます。好みでお好きな位置でかまいません。
そしてキーフレームを調整し、垂れ速度具合を調整します。 -
これで完成です。あとはお好みでエフェクトの「フラクタルノイズ」を適用したりすると雰囲気がでます。