TUTORIAL 03 2007.12.05(Update: 2019.05.12)

流れる雲の作り方(リアルver./イラストver.)

ベースとしてリアルver.の流れる雲を作成し、そこに少しの手間を加えるとイラストver.や、夕焼けなどお手軽に応用ができます。

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使用エフェクト
標準エフェクトのみ
制作サイズ
1920 x 1080px

リアルver.

  • まず背景の空の青さを作ります。新規平面を作成し、レイヤー名を「bg」と付けます。
    作成した平面にエフェクトの「グラデーション」を適用し、画像を参考に値を設定します。

    「グラデーション」の値

    開始色: #0049AD

    終了色: #80C5E9

  • 次に「薄い雲」と「濃い雲」の2種類の雲を作っていきます。

    先に「薄い雲」から作ります。新規平面を作成し、レイヤー名を「薄い雲」と付けます。
    作成した平面にエフェクトの「フラクタルノイズ」を適用し、画像を参考に値を設定します。

  • 「薄い雲」レイヤーのレイヤーモードを「スクリーン」に変更します。
    そして3Dレイヤーにチェックを入れ、「トランスフォーム」の値を画像のように調整します。

  • この「薄い雲」に動きを付けていきます。
    「薄い雲」レイヤーの「フラクタルノイズ」エフェクトの以下の値にエクスプレッションを設定します。

    「乱気流のオフセット」のエクスプレッション

    [0,time*-5]

    「サブのオフセット」のエクスプレッション

    [0,time*-20]

    「展開」のエクスプレッション

    time*10

    このような動きになり、これで「薄い雲」は完成です。

    参考:雲の調整について

    雲の量:「コントラスト」「明るさ」を調整
    雲の移動スピード&変化:「乱気流のオフセット」「サブのオフセット」を調整
    雲の変化スピード&変化:「展開」を調整
    雲の変化パターン:「ランダムシード」を調整
    辺りを調整すれば、お好みの雲に近づけれるかと思います。

  • 次に「濃い雲」を作っていきます。
    「薄い雲」レイヤーを複製し、レイヤー名を「濃い雲」に変更します。

  • 「濃い雲」レイヤーの「フラクタルノイズ」の値を、以下の画像のように変更します。
    エクスプレッションの数値も変更しています。

    「乱気流のオフセット」のエクスプレッション

    [0,time*-30]

    「サブのオフセット」のエクスプレッション

    [0,time*-50]

    「展開」のエクスプレッション

    time*20

  • 「濃い雲」レイヤーの「トランスフォーム」の値も変更します。

  • 最後に「濃い雲」レイヤーを複製して、これで完成です。
    ここまで作れれば、これを元に応用編では「イラストver.」にしたり、「夕方」に変更したりできるようになります。



応用編:イラストver.

  • 「リアルver.」の「STEP 08」まで作った状態で、新規の調整レイヤーを作成します。
    調整レイヤーのレイヤーモードは「オーバーレイ」にしておきます。

  • 調整レイヤーにエフェクト「ブラー(ガウス)」を適用し、画像を参考に値を設定します。

  • エフェクト「カートゥーン」を適用し、「ディテールの半径」「ディテールのしきい値」を画像を参考に設定します。
    これでイラストver.の完成です。



応用編:夕方ver.

  • 「リアルver.」の「STEP 08」まで作った状態で、新規の平面レイヤーを作成し、レイヤー名を「夕方グラデーション」にしました。

  • さきほど作ったレイヤーにエフェクト「グラデーション」を適用し、画像を参考に値を設定します。

    「グラデーション」の値

    開始色: #1A004C

    終了色: #C13901

  • レイヤーモードを「乗算」に変更します。
    これで完成です。